現在水曜深夜一時。正確にいうなれば木曜の午前一時。自室のテレビは限りなくポジティブなアニソンを垂れ流し、僕は限りなくネガティブに自分の生き様を考える、そんな時間帯。

考えることといったらもう既に何かプログラミングされてるんじゃないかってぐらい決まりきったテーマで、それはいわゆる「僕は何故こんなものを見ているのだろう・・・?」という事なんだけれど、いままで何回も繰り返されてきたって言うのに一向に答えは出る気配すらない。

例えば理由として考えられるのはやはり第一に僕が勉強をサボるのと似たような理由で「好きなものは好きだからしょうがない!」とまあどこぞの女性向け小説のタイトルに似た概念なんだけれども、ぶっちゃけた話そんな思考回路は微塵も存在しないし、実際見た次の朝は眠くて仕方が無い。そういうわけで何故わざわざ夜遅くまでみてるのか自分でも謎。

気がつけば時は一時半。画面は別のものに移り変わる。しかし相変わらず映し出されるのは奥行きの無い二次元空間。何で見ているのだろうかとまた考える。冷静に考えるとやっぱり惰性なのか?いつも見てるから習慣としてみるという。それは果たして理由として成り立つのか?僕がアニメを見るのはコカコーラのCMよろしくノーリーズンなのだろうか?よくわからない。考えているうちに意識が遠くなってくる。それは眠気のせいなのだろうか、はたまたいろんなことを考えすぎて細胞がショートし始めたのか。いかんいかん。大脳新皮質に活を入れる。しかしまた薄れていく意識。このままではダメだ。僕よ目覚めよ、覚醒せよ、想起せよ、想像せよ、喚起せよ!!



そしてついに思い出す。つまり数学のテストはあと7時間後で、勉強時間は0だという事。